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個別銘柄の判断に指数を使うのが難しいことを具体例で紹介

 

 

最初に

 

現在は、東証一部はプライムで、マザーズはグロースになっているけど、ややこしくなるので、この記事では、前の名称にしています。

 

 

個別銘柄の判断に指数を使うのが難しいことを具体例で紹介

 

この記事の通り、個別銘柄の判断に指数を使うのが難しい。

 

zakkinoblog.hatenablog.com

 

 

それを具体例で紹介。

 

 

 

2021から2022にかけてのデータ

 

 

 

日経平均の指数チャート

 

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日経平均が、このような値動きの時期がある。

 

個別銘柄も、同じような値動きだと思うかもしれないけど、現実は違う。

 

 

これから紹介する株は、すべて、小型株ではなく、売買代金の上位の株です。

 

 

同時期の武田薬品のチャート

 

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大局の動きは、全くといいほど違う。

 

ただし、レンジの部分は、似ている部分があるようなないような、そんな感じ。

 

同時期の東証一部銘柄のINPEXのチャート

 

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大局の流れは、一ミリも一致するところがない。

 

気持ちいいくらい、全くといいほど一致していない。

 

この銘柄も、売買代金上位であることをお忘れなく。

 

それなら、もっと大型株を見せろと思うかもしれない。

実は、超大型ですら、気持ちが悪いくらい一致していない。

 

同時期のソフトバンクのチャート

 

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同時期のトヨタのチャート

 

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同時期の任天堂のチャート

 

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同時期のソニーのチャート

 

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同時期のキーエンスのチャート

 

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同時期の三菱UFJのチャート

 

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同時期の日本郵船のチャート

 

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個別銘柄と、指数の関連性に対する幻想について、目が覚めただろうか。

 

 

実際にチャートを確認すると、指数と連動しているような銘柄は、まず見つからないことに気づくと思う。

 

なぜ、見つからないかというと、指数は、あくまで、合算に過ぎないため、当然ながら、個別銘柄とは、全く別の値動きになるから。

 

 

幻想が生まれてしまった原因は、大きな暴騰や暴落が起きるときだけは、相場全体が、一方向に固まりがちだからだと思う。

そして、その部分だけを切り取ってしまうと、指数と個別銘柄が連動しているような錯覚を持ってしまうのだと思う。

そして、多くの人は、大きな暴騰や暴落の印象を強く受けるため、無意識的に、その部分だけを切り取ってしまうのではないだろうか。

 

ただ、このように、現実のデータを持ってきて比較してみると、全然連動していないことが確認できると思う。

 

さらに言うと、2022の3月ごろの、暴騰のタイミングも銘柄ごとにずれている。

 

225の暴騰の初動が、3/16。

武田薬品の暴騰の初動が、3/10

INPEXの暴騰の初動が、3/17

ソフトバンクの暴騰の初動が、3/16

トヨタの暴騰の初動が、3/15

任天堂の暴騰の初動が、3/16

ソニーの暴騰の初動が、3/16

キーエンスの暴騰の初動が、3/16

三菱UFJの暴騰の初動が、3/10

日本郵船に至っては、暴騰すらしていない。

 

 

ついでに、同時期のマザーズのチャートは、こんな感じ

 

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225と、多少の連動はなくはないけど、基本的には、全く別の値動きをしている。

 

日本国内の指数同士ですら、ここまで、大きなブレがある。

 

大きなブレがあるのは当然で、対象銘柄が全然別だから。

 

さらに、時期によっては、これより、もっと大きく乖離する。

例えば、2018年は、マザーズが下降トレンドだったのに、225は上昇トレンドだった。

 

指数と個別銘柄は、全く別の銘柄

 

当ブログが、指数と個別銘柄が、全く別の銘柄であると解説している理由が、これで理解できたと思う。

 

指数というのは、あくまで、合算に過ぎない。

それが、科学的な現実。

 

そのため、個別銘柄の判断で指数を使っても、全然あてにならないのが現実ということが分かると思う。

 

もちろん、探せば、指数と値動きの近い銘柄もあるだろう。

ただ、その場合でも、当然ながら、偶然そのように見えているだけでしかない。

なぜなら、指数に対する寄与度が高い、ソフトバンクですら、指数とは全く別の値動きをしているから。

 

念のため、別の時期のデータも

 

 

ここからは、2020のチャートデータ。

 

 

 

暴落時の、群集心理の参考にもなると思う。

 

 

 

2020の日経平均の指数チャート

 

 

2020のSUMCOのチャート

 

 

一見似た動きに見えるけど、2020の9月以降の暴騰のタイミングが指数とずれていることに気づくだろうか。

 

さらに、2020の9月以前の値動きは、225は、緩やかな上昇レンジだったのに対して、この銘柄は、堅調な上昇トレンド。

 

2020のアドバンテストのチャート

 

 

これも、一見似ているように見えるけど、暴落後の上昇が指数より長い。

 

2021にかけて暴騰しているけど、指数では暴騰してない。

 

2020のファーストリテイリングのチャート

 

 

これも、指数に似ているように見えるけど、8月以降は、上昇トレンド、指数は値動きなし。

 

この銘柄も、御覧の通り、2020の暴落と、その後のリバウンドまでは、全体的に値動きが指数に似てくるけど、それ以外は、全然別の動きになる。

 

さらに、この銘柄の場合は、暴落より、その後の上昇のほうが、指数よりかなり大きい。

 

2020の三井住友ファイナンシャルグループのチャート

 

 

指数に似ているのは、暴落近辺のみ、後は、収縮するレンジ。

 

2020の三菱地所のチャート

 

 

この銘柄は、上記の銘柄に似ているけど、暴落後のリバウンドが大きい。

さらによく見ると、値動き自体も、全然異なる。

 

もちろん、指数とも異なる動き。

 

2020の資生堂のチャート

 

 

暴落を含めて、大きなレンジのような動き。

 

ある意味、一番指数と乖離しているかも。

 

2020の東京エレクトロンのチャート

 

 

押し目を付けながらの、単調な上昇トレンドが続いている。

 

2020のようなときでは、このような堅調な銘柄ですら、群集心理の影響を受けるみたい。

 

2020の日本製鉄のチャート

 

 

2020の本田技研のチャート

 

 

このように、大きな暴落では、似たような動きに見えるし、当然ながら、群集心理の影響もあり、似たような動きになりがちかもしれない。

 

ただし、それ以外は、大局的には、全然別だし、上記の通り、暴騰のタイミングですら違うことが分かると思う。

 

このように、2020のように、大きな暴落があった年ですら、値動きが一致するのは、かろうじて、暴落時付近だけ。

 

ここからは、マザーズ関連

 

2020のマザーズの指数チャート

 

 

 

このマザーズの銘柄も、売買代金上位銘柄。

 

2020のメルカリ(マザーズ)のチャート

 

 

指数と似ているけど、6月以降が、指数と違い上昇トレンド。

 

今は、プライム銘柄だけど、当時は、マザーズだったので、参考例として載せました。

 

2020のJTOWER(マザーズ)のチャート

 

 

マザーズも、当然ながら、銘柄ごとに値動きはバラバラ。

 

さらに、マザーズの場合は、暴落時の値動きすら一致しない銘柄もある。

 

2020のように極端に群集心理が作用する場合でも、全体としてはこうなる

 

御覧の通り、上昇のタイミングも強さも方向性もまちまちだとわかると思う。

 

さらに、極端に群集心理が働いているであろう時期以外では、指数と似た値動きの銘柄がないことにも気づくと思う。

 

ただ、御覧の通り、暴落のタイミングは一致するので、そのような時には群集心理が働くことは、ある程度の考慮が必要だと思うけど、暴落が起きていることは、指数を見るまでもなく、個別銘柄のチャートだけでも気付くのではないだろうか。

 

指数は、あくまで、合算であり、それ以上でも、それ以下でもないということ。

 

合算である以上、個別銘柄にも暴落の前兆はあるし、暴落の実体の値動きもある。

さらに言えば、個別銘柄のほうが、暴落の前兆が、いろいろな銘柄で、徐々に起き始めるため、前兆をとらえやすいかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像提供元: PAKUTASO/ぱくたそ