最初に
トレードに慣れるためには、年期がいるため、とにかく気長にやるしかない。
もし、トレードで本気で利益を出していきたい人は、トレーニングだけは、早めに始めておいたほうが無難。
ある程度になるまでですら、想像以上に時間がかかる。
もちろん、この記事は、テクニカルでのトレードに適性がある人向けなので、そうじゃない人は、無視するか、適当な読み物として読めばいいと思う。
ファンダメンタルがあっている人の場合は、全く役に立たないと思うので、そこのところは要注意。やり方は自分の適性に合わせないといけないし、トレードをしないという選択肢ももちろんある。
そこは、すべて自由であり自己責任でもある。
トレードのトレーニング方法
ベタな方法としては、いくつかある。
- 横の練習
- ケーススタディ
- デモトレード
横の練習
この練習方法の名称を知らないので、当ブログでは、「横の練習」と呼んでいる。
方向キーで、1つづつ、ローソク足を移動できるチャートを使い、チャートを、1つづつ移動しながら、エントリー、イグジットのシミュレーションをする方法。
そこそこ有名な、何人かの投機家も、このような練習をすすめている。
手っ取り早く、相場観をつかむのにはいいと思う。
自分の手法が、実際のチャートで、どの程度機能するかを、すばやく把握するときにも便利。
さらに、相場には、いろいろな種類があるため、いろいろな種類の相場を一通り体感するときにとても便利。
どのような場面で、どのような大きなリスクが起こるのかを確認したり、そのリスクに対しての、事前の正しい対処についても、想定できるようになってくる。つまり、資金をどのように配置しないと危険なことになるかの想定も、思いつくことができる。
平たく言えば、ForexTesterみたいなことを、手動で行うイメージ。
ForexTesterでも、いいかもしれないけど、ForexTesterが合わないと感じる人は、自分に合ったチャートツールで、手動で行うといいと思う。
具体的には、MarketSpeed2、TradingView、Investing.comなどは、方向キーでの移動に対応している。
MT4だと、一度に複数の足の移動をしてしまうので、この方法はできないみたい。
そして、これは、買い売り両方での練習、買いだけの練習、売りだけの練習を、それぞれ行ったほうがいい。
買いエントリーだけの人であっても、練習は売りもやっておいたほうがいい。
なぜなら、そのほうが、買いエントリーのリスクが明確になるから。
もちろん、売りエントリーだけの人も同様に、練習は買いもやっておいたほうがいい。
基本的には、買い売り両方での練習をすればいいと思う。
ただし、買いだけの練習、売りだけの練習によって、問題が浮き彫りになることが多いので、それもある程度はするほうがいいと思う。
ケーススタディ
とある投機家が推奨している方法。
詳しくは、関連記事参照。
すでに出来上がったチャートを見て、どの場面で、どのように判断するべきかを、シミュレーションする。
横の練習では、結構、感覚的になりがちだけど、この方法だと、エントリーポイントの根拠を論理的に把握しやすくなる。
ただし、場合によっては、変な思い込みができやすくなるので、そこは注意。
当然ながら、どのように行うかは、人によって異なる。
なぜなら、人によって手法が違うので。
つまり、自分の手法で使えそうなツールの検討も行うこととなる。
その過程で、調査していくうちに、自分にとって丁度いい、相場のパターンなども、見つけられると思う。
そうやって、根拠をひとつづつ積み上げていくイメージ。
注意事項としては、下手なバイアスを作らないように気を付けたほうがいいと思う。
デモトレード
たいていの、投機家は推奨する練習方法。
実際の、相場で、上記の練習の結果が通用するかの確認。
上記の練習とは、感覚は違うけど、本質的には同じことをするだけなので、最初はうまくいかなくても、そのうち慣れる。
だから、最初はうまくいかなくても、なんとなく続けたほうがいい。
慣れてくると、上記の練習と似たような結果が、まあまあ出てくることが分かると思う。
デモトレードの結果、上記の練習の、新しいヒントが見つかることも多い。
もし、デモトレードが上手くいかないときは、自分にとって、本当に合った状態に、たどり着いていない可能性がある。
その場合は、視野を少し広くしたほうがいいかもしれない。
ただ、基本的には、慣れていくことで、自然と、自分にとって、丁度いい状態に落ち着いていくと思う。
一番重要なことは、慣れることなので、あまり、焦らないほうが無難だと思う。
さらに、デモトレードでは、本番トレードとできる限り条件を同じにしておいたほうがいい。
ただし、当分、本番トレードに移行する予定がなく、いろいろ試してみたい場合は別。
その場合でも、本番トレードに移行する前には、できる限り条件を同じにしておく必要はある。
さらに、デモトレードを、新しい手法のテスト用に利用する方法もある。
デモトレードで、上手くいかない人
他の練習では上手くいくのに、デモトレードで、上手くいかない人へのコツは、
あまり真剣に取り組まないこと。
真剣になりすぎると、力んでしまい、他の練習の結果を、デモトレードに反映させることができない。
どれくらい、損が出せるか試す感覚で取り組んだほうがいいと思う。
あと、この力まないは、デモトレードだけじゃなく、他の練習でも同じことが言える。
練習では、いくらでも損を出していいので、気楽に取り組むのが大事。
さらに、そのほうが継続しやすい。
相場は、慣れが一番重要。
慣れが一番重要ということは、真剣になりすぎて、却って継続できなくなることが一番問題が大きい。
今取り組んでいるのは、あくまで、練習であることを思い出すことが肝要。
とにかく、気楽にやるのがコツ。
あと、当たり前のこと
横の練習や、ケーススタディでできないことは、デモトレードでもできないのは当たり前。
デモトレードをすることで、何か気づくことがある可能性はある。
ただ、横の練習や、ケーススタディでできないことは、基本的にはデモトレードでもできない。
つまり、横の練習や、ケーススタディでできないことが、デモトレードでできなくても、気にする必要がないということ。
そこは、スキルが自然と身につくまで、慣れていくしかない。
関連記事
ケーススタディについては詳しくはこちら
デモトレードについてはこちら
「気楽に」の部分は、こっちをみてもいいかも
画像提供元: PAKUTASO/ぱくたそ
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— zakkiのブログ (@zakkinoblog) 2022年7月2日
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